人には乗り越えられない試練はありません。
一休の残した言葉はまさに魔法のおまじないです。
一休はあの「いっきゅうさん〜」で有名な室町時代の臨済宗の僧です。
『大丈夫、心配するな。何とかなる』
一休は、自分の死期が迫った時に、弟子たちにこう
言いました。
「自分が死んだ後、どうにもならない困ったことが起きたら、この遺言書を読むように。それまでは絶対にあけてはならない」
彼の死後、数年経って、非常に困った事態が起こりました。
一休の再興した寺が、朝廷によって取り壊されそうになったのです。
その時、弟子たちがその遺言書を開きました。そこに、
『大丈夫、心配するな。何とかなる』
と書かれていたのです。
すると間も無く、本当に事態が好転し、弟子たちが懸命に朝廷に願い出たところ、なんと!朝廷が寺の取り壊しを撤回したのです。
一休さんの言うように、何も心配することはないんです。
何とかなるものなんです。
言い換えると、神様は乗り越えられない試練を私たちに与えたりしないのです。
本人からしたすごく大変でも、ほとんどは、その人が解決できる試練なんです。
なので、落ち込まず、広い視野で物事を捉え、考えてみてください。
そして、自分自身に
『大丈夫、心配するな。何とかなる』
と、おまじないを唱えてあげてください。
あなたの解決できる問題しか起こりません。
だから挫けず、問題に立ち向かってください。
大丈夫!解決できますから。